言語聴覚士の仕事内容や働き方を詳しく紹介します。どういった訓練・指導を行い、患者を支援していくのかを確認しましょう。対応する障害や配属される診療科によって内容は異なります。主な就職先は医療機関ですが、高齢者施設や教育機関などでも働けます。給与・年収については、国家資格ということもあり安定しています。今後はさらに需要が伸びていくことが予想されるため、将来性は高いでしょう。やりがいも大きく、非常に魅力的な仕事です。
言語聴覚士の行う訓練・指導を詳しく見ていきましょう。言語障害に対しては、言語の理解や発語などの訓練を行います。聴覚障害の場合、検査や訓練だけでなく補聴器のフィッティングなども行います。言語発達の障害の場合、子どもの置かれている状況によっては周辺環境の整備などが必要です。このように、訓練・指導の内容は多岐に渡ります。
続きを読む小児リハビリに携わる場合、子どもが頑張って訓練をしている様子や、成果が出た時の嬉しそうな表情を間近で見ることができます。患者の楽しみや生きがいを支援できるのは、言語聴覚士ならではの魅力といえるでしょう。また、女性が働きやすい環境が整っていて専門性を活かしながら働ける点も、言語聴覚士のやりがいの1つです。
続きを読む言語聴覚士の主な就職先は病院や診療所などの医療機関です。病院の規模や配属される診療科によって仕事内容は異なります。また、高齢者施設も就職先の候補に挙がります。ここでは高齢者のリハビリを支援します。その他にも、教育機関やメーカーで働くことができます。自分に合った就職先はどこか、事前に確認しておきましょう。
続きを読む気になる給与・年収事情を見ていきましょう。言語聴覚士の平均年収は430.7万円です。地域によって差がありますが、いずれにせよキャリアを重ねた人の方が年収は高くなります。規模の大きい病院や公立病院であれば、資格手当や福利厚生も充実しています。収入アップを目指す場合は、資格の取得や転職も有効な方法です。
続きを読む言語聴覚士の国家資格を取得するためには、まずは指定の学校に通い受験資格を得る必要があります。資格を取得するまでのルートはいくつか用意されているので、自分に合った方法を選んでください。なお、通信教育のみでは取得できません。
訓練・指導の内容について、対応する障害ごとに紹介します。例えば、食べ物を噛む・飲み込む動作に問題が生じる嚥下障害に対しては、食事機能の維持や回復に向けた訓練を行います。病院で働く場合、この嚥下障害に対応することが多くなります。
言語聴覚士とはどのような仕事か、大まかな概要やこれまでの簡単な歴史を紹介します。言語聴覚士が実施するリハビリは様々な専門職と連携して行います。需要は年々伸びており、有資格者の数は現在までで4万人近くに増えています。